

DDS Technology医薬製剤/PLGA粒子受託研究
技術情報
DDS(ドラッグデリバリーシステム)は
必要な場所(患部)に必要な量を届けて
薬理効果を高める技術で、患者のQOLを向上に必須となる。




徐放性
ビタミンC誘導体(=薬物)塗布後の真皮中の還元型ビタミンC量を測定すると、PLGAナノ粒子分散液は、ビタミンC誘導体単独分散液(エマルジョン)に比べ、4時間後までの累積値では、約10倍以上となった。また、還元型ビタミンCは、48時間後まで検出されており、PLGAナノ粒子による封入成分の徐放を示す結果となった。



細胞内導入性の付与
蛍光成分FITC(=薬物)封入PLGAナノ粒子の細胞内取り込みを検証した結果、薬物単体では取り込まれないのに対して、粒子はわずか5分で細胞内に導入されることが判った。
このように、PLGAナノ粒子により薬物の細胞内デリバリーが可能になる。







吸入剤
血管拡張術後の血管再狭窄による心筋梗塞、狭心症が問題となっている。
そうした中、当社ではバルーンや金属ステント外表面に炎症反応を抑制する核酸(NF-kBデコイ) を封入したPLGA ナノ粒子による、核酸の細胞内デリバリーが可能となるDDS 型医療デバイスの開発に取り組んでいる。

医療機器
血管拡張術後の血管再狭窄による心筋梗塞、狭心症が問題となっている。
そうした中、当社ではバルーンや金属ステント外表面に炎症反応を抑制する核酸(NF-kBデコイ) を封入したPLGA ナノ粒子による、核酸の細胞内デリバリーが可能となるDDS 型医療デバイスの開発に取り組んでいる。

外用液剤(経皮吸収製剤)
PLGAナノ粒子の皮膚への浸透性・作用持続性を生かし、抗菌成分や育毛成分を封入したPLGAナノ粒子を塗布することで、
それぞれニキビ改善効果、育毛効果を見出すことに成功している。

カプセル剤・錠剤(経口投与製剤)
患者のQOL の観点からも経口投与が究極のDDSと位置付けられている。
当社では核酸(NF-kBデコイ)封入PLGAナノ粒子の経口投与おける大腸炎モデル動物への有効性を示した。

その他 (細胞内からの有用物質産生促進)
細胞内取り込みおよび封入成分の分解抑制に優れたPLGAナノ粒子により、
封入成分の効果的な送達を可能とし、目的遺伝子の発現、目的物質の生産量向上に成功した。

受託研究の流れ
課題の概略についてご相談にお応えします。
お問い合わせ・ご相談は、受託研究前提でなくても結構です。
費用・納期についてもお気軽にお問合せください。
秘密保持を書面で確約後、詳細な内容及び背景となる情報を開示していただきます。
研究実施計画書案および見積書案を提示いたします。
実施計画書および見積書をご承認の上、契約を締結します。契約書の内容は個別に協議させていただきます。
実施計画書に基づく研究、試験または製造は、それぞれ担当者間で適宜連絡を交わしながら進めます。
薬理試験、安全性試験etc.
受託研究
(共同研究・国家プロジェクト含む)
- PLGAナノ粒子設計、試作
(封入化検討)、機能性評価 - 特許出願
有効性、安全性(毒性)試験、体内動態評価etc.
受託研究
(共同研究・国家プロジェクト含む)
- 安全性(毒性)試験用PLGAナノ粒子製造(当社)
- 治験用PLGAナノ粒子製造(一部外部に技術移転)
- 各種粒子物性バリデーション、分析評価
- 工業化検討(実スケール製造技術開発と、製造技術移転)
研究・製造の完了時には報告書およびサンプルを提出・納品いたします。