PLGAカプセル特徴PLGA
Capsule features
PLGA CAPSULE FEATURESPLGAカプセル特徴
140nanoの
超微小なカプセルに閉じ込めた
美しさの可能性
PLGAカプセルって?
〈必要な成分を〉〈必要な場所へ〉〈必要な量で〉届ける。
医療分野での研究課題であった「届ける」システムを、
ホソカワミクロンの技術で研究開発。
肌や頭皮が求める要素を、140ナノメートルのカプセルに
つめこむことに成功しました。
01PLGAカプセルはナノサイズ(140nm)
毛穴とPLGAカプセルの
大きさを比較すると
200万(毛穴): 1(PLGAカプセル)
例えるならば
02PLGAカプセルは両親媒性
水にも脂にもなじみやすい
毛穴、角質層に浸透しやすい
03PLGAの化学構造
04リポソームとの比較
カプセル
促進
への配合
PLGAカプセルの特徴
肌への浸透性Penetration into skin
PLGAカプセルのヒト皮膚へのアプローチとして
ヒト摘出皮膚片を使用した評価系で浸透性を検証。
蛍光成分(クマリン6)を封入したPLGAカプセルを塗布すると、
蛍光成分単体の水溶液と比較して非常に低い成分濃度(10万分の1)であるにも関わらず、
角質層や毛穴全体への高い浸透性を示しました。
「改変Bronaugh拡散チャンバー+ヒト摘出皮膚片」の評価系での浸透を検証結果
ヒト皮膚抽出片(30代女性、脇下部)
評価:県立広島大学・環境資源学部/三羽研究室
出典:「J. Soc. Powder Technol., Japan, 41, 867-875 (2004)」
このように、PLGAカプセルは内包した成分を肌のすみずみまで浸透させることができます。
肌での持続性Persistence on the skin
美白成分であるビタミンC誘導体(VC-IP、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)は
ビタミンCの安定性と皮膚浸透性を高めた誘導体ですが、
さらにPLGAカプセルに封入することで10倍もの高い浸透性と、
48時間以上の高い持続性を示しました。(真皮中での評価)
PLGAカプセルによる浸透性と持続性
ヒト皮膚抽出片(50代女性、上瞼、n数:8)
評価:県立広島大学・環境資源学部/三羽研究室
出典:「J. Soc. Powder Technol., Japan, 41, 867-875 (2004)」
※上記のイラストおよびグラフは、PLGAカプセルから成分を放出する一例であり、
商品の効果効能を保証するものではありません。
PLGAカプセル技術
脂溶性ビタミンC誘導体(VC-IP)
封入PLGAカプセル技術
従来技術
脂溶性ビタミンC誘導体(VC-IP)の
O/Wエマルジョン
※上記のイラストおよびグラフは、PLGAカプセルから成分を放出する一例であり、商品の効果効能を保証するものではありません。
PLGAカプセルに内包することで10倍もの高い
浸透性と、48時間以上の高い持続性。
PLGAカプセルの角質層内分布と
経時変化
蛍光成分(ウラニン)を封入したPLGAカプセルを用い、角質層テープストリッピング法を実施しました。蛍光成分単体の水溶液、蛍光成分封入PLGAカプセルの水分散液を被験者の前腕に塗布し、経時的にテープストリッピングを各15回行い、各テープに付着した角質層を蛍光顕微鏡で観察しました。
蛍光成分単体では、塗布直後に一時的に角質層中へ浸透するものの、時間経過とともに分布量の減少、成分の消失が起こりました。一方、蛍光成分を封入したPLGAカプセルでは、塗布3時間後には成分は角質層深部まで分布し、24時間後にも角質層上部から中部に分布しています。このように、PLGAカプセルの角質層中部程度までの送達と長時間にわたる持続性が示されました。
PLGAカプセルの角質層への浸透性の評価
出典:「The Micromeritics, No.62, 79-85 (2019)」
角質層へのアプローチApproach to stratum corneum
PLGAカプセルの皮膚透過性
化粧品の大きな課題の1つは、いかに角質層バリアを抜けて有用成分を皮膚深部へ届け、所望の機能を発揮させることができるかということです。
PLGAカプセルの機能性の1つは、封入した成分の皮膚への浸透を高めることにあります。
角質層ターンオーバー促進
PLGAカプセルが皮膚内へ浸透し、加水分解を受けると、生成したグリコール酸のピーリング効果により角質層のターンオーバーが促進されます。この効果は穏やかであるため、過度なターンオーバーの促進に起因する角質層バリア能の未熟化(抵抗力や保水力の低下)を起こさず、ターンオーバーの乱れや遅れを適度に改善することができます。
角質層ターンオーバー計測試験
モニター:20名、18-55歳、試験方法:ダンシルクロライド染色法
評価・解析:AMA Laboratories, Inc.
※1 促進効果:(無処置群-サンプル群)/ 無処置群×100
※2 有意差:対 無処置群, Student’s paired t-Test法
※3 クリーム成分:Siオイル、セチルジメチコンコポリオール、
シクロメチコン、ジメチコン、グリセリン、BG、水、CaCl2
※4:ターンオーバーに望ましい適度な速度
速過ぎると、未熟な肌が外部に曝され保水力が低下し、遅すぎると、余分な角質が肌に長く残りざらざらした不快感を生じる
キメの修復
PLGAカプセルを配合したパウダー美容液(スキンケアパウダー)を朝晩1ヶ月使用した結果、角質層形状の均一化が認められました。これはPLGA(乳酸+グリコール酸)自身のもつ表皮増殖(代謝活性)効果と角質層ターンオーバー亢進効果、角質層の形成(肌荒れ改善)作用によるものです。
パウダー美容液の効果について
(モニター評価結果)
モニター:20代女性
角質層観察試験
※顔(眼窩下部~頬)にサンプルを塗布
※染色液:3wt%ゲンチアナバイオレッドB,1wt%ブリリアントグリーン含有20% エタノール水溶液
※染色時間:2分
肌質改善
PLGAカプセルを配合したパウダー美容液(スキンケアパウダー)を朝晩1ヶ月使用した結果、肌のバリア機能の向上が認められました。これはPLGA(乳酸+グリコール酸)自身のもつ表皮増殖(代謝活性)効果と角質層ターンオーバー亢進効果、角質層の形成(肌荒れ改善)作用によるものです。
PLGAカプセルの角質バリア機能改善効果
モニター:30代女性の上腕内側にサンプル塗布し評価
COSME TECH JAPAN, 2, (1), p.44, 2011(評価・解析:ホソカワミクロン㈱)
パウダー美容液の保湿力
(10時間水分量チェック)
Aさん(30代女性)
顔向かって右側はパウダー美容液を1回の塗布。左側は素肌の状態で1時間毎、10時間測定。
※肌画像解析システム ロボスキンアナライザーによる測定
毛穴へのアプローチApproach to pores
PLGAカプセルによる
毛穴への
浸透性と持続性
ヒノキチオール(育毛成分)封入PLGAカプセル分散液を塗布した場合(b)、一般的な化粧品・育毛剤の浸透技術(a)と比較すると、毛穴全体への成分の送達性が向上します。
また、浸透した成分は長時間にわたって毛穴内部にとどまり、その効果を発揮することができます。このようにPLGAカプセルは、封入した成分の毛穴内部ヘの浸透性・持続性を大幅に高めることができます。
ヒト摘出皮膚片での評価
(a) ヒノキチオール分散液(水)
PLGAカプセルなし
(その後消失)
(b) ヒノキチオール封入PLGA
PLGAカプセルあり
評価:県立広島大学・環境資源学部/三羽研究室
ニキビケア効果
ニキビ発生のメカニズム
皮脂や角栓の存在によって
有効成分を届けにくい場所
炎症の抑制がターゲット
効果が持続しなくては
効果が出にくい
PLGAカプセル技術が有効!
抗アクネ菌成分を
封入したPLGAカプセルによる
ニキビケア効果
抗アクネ菌成分を封入したPLGAカプセルによるニキビ肌の改善効果を検証しました。右顔には「トタロール封入PLGAカプセル」、左顔には「トタロール単体」をそれぞれ配合したスキンケアパウダーを使用。PLGAカプセル配合サンプルを用いた場合、成分単体を配合したサンプルの200分の1の殺菌成分濃度であるにも関わらず、ニキビの鎮静化と、新たなニキビの抑制効果が確認されました。
※トタロール:抗ニキビ成分
ニキビ肌改善効果試験
※トタロール:抗ニキビ成分
開始:0day
6days
8days
※8日目以降はトタロール/PLGAを使用
評価:ハーフフェイス法、剤形:ルースパウダー、n数:20
新しいニキビの発生はなく、
ニキビ肌が改善
育毛効果
育毛剤のターゲットのほとんどは毛穴の中に存在します。
PLGAカプセルは毛穴の大きさの200万分の1以下の超微細カプセルで、液の界面張力を下げるため、毛穴での液架橋の形成もなく、毛穴深部へ効率よく有効成分を送達させることができます。さらにPLGAの分解に伴い、封入した成分の持続的放出(薬効の持続性)も発揮します。
育毛のアプローチ場所=毛穴
PLGAカプセル配合ローションの効果
朝晩2回塗布 男性(54才)
毛穴への浸透性と持続性に優れた
PLGAカプセル技術で
高機能 育毛剤の開発を
お手伝いいたします。